実家の母のキッチンリニューアル。食器棚などを置いていた背面の壁に、作り付けのカウンターと吊戸棚をワイド方向目一杯に作りました。シンプルですが、ポイントは「すっきりした白の中に、タモの木と型板ガラスの暖かみをプラス」。硬軟の素材を織り交ぜ、居心地のよさを作りました。
既存側も扉を白に統一。開き戸も引き出しに変更。日常よく使うカウンターとガラス戸棚は、母の身長に合わせてぐっと低くつくっています。真ん中が何もなくなったのでとても空間が広く感じられます。
before
床に合わせて茶色の扉だったので少し重厚な雰囲気。15年も使うとやはりものが増え過ぎたり、使いにくいところが出てきます。。。
波形模様の型板ガラス。
表面がでこぼこしていて引き開けやすい。レトロなイメージですが、枠を少なくデザインするとすっきりします。ちょうどよく中身を隠しつつ、どこに何をしまったか分かります。
カウンターの引手
体にあたる引手金物をつけずにすっきりと。木材の加工だけでソフトクローズレールの引き力に対抗出来るだけの手がかりをつけました。
熱や排気が出る家電は換気扇の近くにまとめています。今は、こんな感じで使われています。料理本もすぐに見れるようになりました。完成したばかりももちろん素敵ですが、生活に合わせて少しずつ手直しして住んで行くのもまた愛着が湧き、家が長生きしてくれるようで嬉しいです。